秋に食べたい食材
夏の疲れが表に表れる秋は、身体のことを考えて食材を選んだり食事を行いたいものです。
食養は身体を健康にする食事のことで、自然界と身体の繋がりを考える陰陽五行を取り入れれば、より理想的な食事が実現します。
秋は空気が乾き乾燥しやすい季節ですから、体内の乾燥を防ぎ肺気を養う食事がポイントになります。
この季節は肺の不調が起こりやすく、意識して気をつける必要があるといえます。
乾燥が引き起こす燥邪は、身体の乾燥を招いて水分不足を引き起こし、発疹や蕁麻疹などの皮膚症状や、咳などの呼吸器症状が多く出やすくなる傾向です。
秋には栄養バランスが良好で腹持ちが良く、身体にエネルギーを与えられる玄米がおすすめです。
食物繊維が豊富で腸を綺麗にしてくれますし、糖質や脂質の吸収を緩やかにしますから、ダイエットにも適しています。
ビタミンとミネラルがバランス良く入っているので、食養したい人に向いている陰陽五行食材です。
陰陽五行に沿って食材を選ぶのであれば、秋にピッタリの小豆も加えたいところです。
小豆にはポリフェノールという抗酸化成分が含まれていて、内側から負けない負けない身体作りをサポートしてくれます。
血行促進によって冷えの解消に繋がりますし、美白の働きも得られますから、美容面でも期待することができます。
鉄分とタンパク質に葉酸まで入っている小豆は、貧血気味の人にとって理想的な食材です。
内臓の働きを助け、身体の調子を整えてくれますから、秋は玄米と小豆を積極的に採り入れるのが1つの方法です。
また、秋は白い食材が身体を潤すのに良いとされ、水分を補給して体内の乾燥を防ぎ、そして肺気を養う結果に繋がります。
大根や山芋はいずれも栄養が豊富ですが、水分量が多いという共通点があります。
水分といえば、レンコンや梨にきくらげと、白ごまといった食材も定番に挙げられます。
梨は肺の乾燥を防ぐ代表的な食材で、咳を止める働きもあるのが魅力的です。
はちみつも身体に優しく喉を潤せるので、乾燥が気になる季節のお供に最適です。