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手足のしびれによる症状
中高年世代では手足のしびれに悩まされている人は少なくなく、
時々しびれを感じる程度で温めて安静にすれば治るような軽い症状の人もいれば、
手指のしびれが強くなり、箸も上手く持てなくなったり、
服のボタンがとめにくくなるなど、日常生活に支障が出てしまうケースもあります。
手を使った細かい作業が困難だったり歩行にも不安が出て来るような場合、
加齢によって脊髄が圧迫されて起こる頚椎症性脊髄症ということもあり、
そのほか脳や神経に起こる病気の恐れもありますのでまずは早めに医療機関を受診することが肝心です。
神経系の疾患によるしびれは、病名がわかり適切な治療を受けても不調が残ってしまう人も少なくなく、
体質改善によって少しずつ改善させて行くことが重要になります。
手足のしびれの原因
手足のしびれの原因には神経系のほか、
血行不良などめぐりの悪さが関わっているものもあります。
漢方ではしびれを引き起こす要因になるものに、
血が不足する血虚や血流が滞っている状態のお血、さらに水滞や腎虚と呼ばれる不調があるとされ、
それぞれタイプの違う不快なしびれを引き起こします。
病院で脳や神経に異常が無いとわかっても現にしびれの症状がある場合は、
鍼灸や漢方薬による治療が向くと言われますが、
日ごろの生活においても気功薬膳と気功按摩を取り入れることで症状の緩和に繋げて行くことができます。
手足のしびれの治療法
どのタイプのしびれであっても、症状を悪化させるのは冷えから来る全身のめぐりの衰えと、
自律神経の乱れによる代謝機能の低下ということで、
毎日の食事に身体を温める食材を積極的に取り入れることが重要になります。
気功薬膳の知識を把握することで、
毎回の食事を通じて手足のしびれを抑えて改善させて行くことに役立てられます。
神経の不調には気の流れを整えて行くことが良い作用をもたらすだけに、気功按摩は最適と言えます。
めぐりの悪さから来るしびれは、体内に余分な水分が溜まっていることが原因というケースもあり、
気功按摩によって代謝を促すことも改善の一助になります。