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自律神経失調症
自律神経失調症は本来バランス良く働くはずの交感神経と副交感神経の調和が崩れたことによって引き起こされる、
多くの不快症状の総称です。
自律神経は呼吸や代謝機能など、意識しなくても全身の生命活動がスムーズに行えるよう調節する働きを担っているだけに、
それが乱れると全身に不調が起こります。
そのため代表的な症状だけでも慢性的な倦怠感や不眠、めまいや耳鳴りのほか便秘やむくみなど多種多様なものがあり、
人によって症状の出方や度合も違うことから、不調の原因が自律神経失調症にあることすら気付きにくいほどです。
治療法
病院を受診して検査を行っても脳や神経にはこれといった疾患が見つからないことから治療も対症療法が中心となり、
自律神経そのものの乱れはなかなか改善されません。
自律神経失調症が引き金となって重大な病気に罹ってしまってから本格的な治療が開始されることもあり、
その前に改善させておくことが重要となります。
病気そのものを発見してから治療を行う西洋医学では、自律神経失調症は治療しにくい面があり、
病気に罹り易い体質を改善して行く方向から対処する東洋医学のほうが、治癒に向けてのアプローチが多いと言えます。
気功薬膳と気功按摩
とりわけ気功薬膳と気功按摩は体質改善に適した方法であり、
日常生活に無理なく取り入れられる面があることも、長期的な体質改善を図るために向いています。
東洋医学と言えば漢方薬を連想しますが、日々の食事における食材の選び方によっても体調を整えることが可能で、
薬膳レシピはそのための宝庫となっています。
按摩に関しても自分の不調が改善できるツボの知識を得ることで、
仕事の合間などに気の流れを整える気功の効果を取り入れることができるようになります。
おわりに
自律神経失調症は過度のストレスが引き金になって起こりやすいとされますが、
気功を役立ててストレスにもその都度対処して、溜め込まないようにすることも大切です。
自律神経のバランスを整えて行くには、回り道に思えても体質改善を行っていくことが最適で、気功薬膳と気功按摩はその重要な手助けとなります。