慢性疲労に効く!さまざまな治療法まとめ

目次

慢性疲労の症状

強い疲労感を覚えても、栄養を摂って良く眠れば翌朝には体力を取り戻す、

というサイクルであれば問題ありませんが、

慢性疲労に陥った状態では順調な疲労回復が出来ないため、

日々の疲労がどんどん蓄積してしまいます。

疲労を溜め込んで慢性化させやすい人は、

しっかり栄養を摂ろうにも胃腸が弱っていることで消化吸収が上手く行かず、

ストレスによって神経が休まらず身体は疲れているのに眠りが浅く、

十分な疲労回復が図れないまま次の疲労に見舞われてしまう状態となります。

 

漢方と疲労

漢方の考え方による疲労の原因は、

心身の活動を司る「気・血・水」が調和を乱している状態にあるとされます。

3つの要素のいずれかが不足したり流れが滞ることで、

全身にあらわれる不調が病気を引き起こしやすい体質を招くと考えられています。

慢性疲労の場合、「気」が弱ることが大きく関わっていると言われており、

疲労解消に向けては弱った気を強めてバランスを整えることが重要とされています。

気を補って胃腸を整えるとされる漢方薬もありますが、

体調があまりにも弱っている場合、薬だけではなかなか改善しにくいケースもあります。

 

慢性疲労の治療法

気を整えるための薬の効能を最大限に高めるには、

ツボ刺激による身体からのアプローチも重要になります。

まさに気功按摩が求められる状態であり、気功按摩によって整えられた気を、

気功薬膳の知識を生かした食事が胃腸の働き向上の面からサポートして、

その相乗効果で疲労回復に最も必要とされる、栄養を吸収しやすい身体づくりを目指すことができます。

気や血のめぐりを整えることは代謝機能を高めることにも繋げられることから、

全身に溜まった疲労物質の速やかな排出を促すことにも役立ちます。

疲れても寝付きが悪いといった状態は、

自律神経に乱れが生じてリラックスを司る副交感神経の働きが弱まっているためで、

めぐりを整えることで自律神経の調和も回復させやすくなることから、

質のいい眠りも期待できるようになります。

疲れても身体を上手く休息させることができずに蓄積していた慢性疲労を、

体質改善の方向から解消して行くことが期待できます。