目次
はじめに
パソコンやスマートフォンが生活には欠かせない存在となっている今、
目の疲れを感じているという人は多いでしょう。
薬膳や按摩の力を上手に借りれば、
目の負担を軽減し健康な毎日を過ごすことができます。
東洋医学と目の疲れ
東洋医学では、目の不調に最も大きく関係していると言われているのが「肝」です。
目の使いすぎにより血を消耗してしまい、
肝に送るための血液量が少なくなってしまうことで、
体全体の血液量が少なくなり疲労感が増してしまうのです。
このタイプは20〜40代の女性に多いのが特徴です。
また、高齢の方に多いのが「腎」に負担がかかっているケースです。
年齢とともに目のかすみや視力が低下してきたという症状のある方は、
腎の衰えも関係している場合があります。
目の疲れの治療法
このどちらのタイプの場合でも、血行を良くする働きのある食べ物がおすすめです。
マヌカハニーやぶどう、ほうれん草、炒り玄米、黒豆、ごま類などが効果を期待できます。
他にもブルーベリーやゴジベリーなども、視力低下の改善に効きます。
これらの食材を積極的に料理に使っていくことで、
目の疲れを軽減することができるでしょう。
按摩によって目の疲れをとりたい場合は、
まず自分でも簡単にできるマッサージを行ってみましょう。
こめかみは頭痛や目の充血に効果のあるツボがあります。
1日数回、優しく手で揉んでみると効果が期待できます。
また、目頭、下まぶたなど、目の周りをもみほぐすことは目の疲れにとてもよく効きます。
ただし、目の周りは皮膚も薄く、デリケートな部分なので、
強く押し過ぎたりしないように気をつけましょう。
眼球や筋肉に傷がつかないように、清潔な手で優しく揉んであげることがポイントです。
目の周り以外にも、目の疲れに効くツボはあります。
うなじのあたりにある風池というツボを刺激すると、
血液の流れが良くなり、目の疲れに効き目があると言われています。
こうした知識を有効に使用して、目の疲れとは無縁の生活を過ごしましょう。