低血圧に効く!気功薬膳と気功按摩まとめ

目次

はじめに

血圧にまつわる不調を取り沙汰する場合、

高血圧はサイレントキラーなどと言われ、治療が必要な病気として騒がれますが、

低血圧は特に問題視されない傾向にあります。

低血圧による影響は、朝起きられなくて常にだるく疲れやすいといった不調のため、

甘え気質でやる気がないなど怠け者扱いまで受けてしまいます。

血圧が低いというのは、全身に酸素や栄養を運ぶ血液が上手く働けない状態であるため、

気力体力の元になるエネルギーが十分に得られないことから、

慢性的な疲労感や少し動いただけで動悸がしたり、

めまいや冷え性の悪化など、さまざまな病気の元凶になると言われる、

「お血」というめぐりの悪い状態に陥りやすい体質と言えます。

 

漢方と低血圧

漢方では体質や低血圧を招いた原因の違いによって、

気血両虚・気陰両虚・脾腎陽虚という3つのタイプに分類されていますが、

いずれも虚弱で気力までもが失われやすいという共通点があり、

健康的で前向きな生活のためにも早めの低血圧改善が重要になってきます。

それぞれのタイプに良い漢方薬も数種類あり、

体質や症状に合った薬の処方を受けて服用を続けることで改善への期待が出て来ますが、

西洋医学での治療が必要なまでの病気ではない場合、

生活改善を行うなど日常でのセルフケアに力を入れることも大事で、

薬の効能も高めて早めの改善に導くことができます。

 

低血圧の治療法

特に低血圧の場合は胃腸の働きが弱っていることが多く、

それらに負担をかけない食材や料理について知っておく必要があり、

気功薬膳の知識が役立って来ます。

特に、血液をつくり、血管を丈夫にする栄養素が豊富な、

緑色が濃い野菜などを効果的に生かすための調理方法なども重要です。

適度な運動によって血流を促し心肺を活性化させることも大切で、

血圧の低さで気の力が衰えていることから、

気功按摩によるツボ刺激でサポートすることも有効となります。

低血圧状態は気力体力そのものを低下させ、

胃腸が弱ることで免疫力も落ちてしまい、

感染症などの病気にかかりやすくなります。

高血圧と同様、真剣に対処すべき状態です。