目次
はじめに
身体に不調があるとき、気軽に自宅で解消できる方法として、ツボを刺激するのが有効です。
上半身(腕、手以外)のツボには、色々な症状に有効なものがあります。
肩井
まず、肩こりで悩む方には、肩井(けんせい)といって、
首から肩先の間のちょうど真ん中にある部分の大きなツボが効きます。
天柱
また、首の後ろの頭のつけ根部分には、天柱(てんちゅう)というツボがあり、肩こりによく効きます。
どちらのツボも親指で押しては緩めを繰り返します。
百会
頭のてっぺんには、百会(ひゃくえ)といって、
全身の気の流れを整えるといわれる万能のツボがあります。
攅竹
顔のまゆ頭の部分には、攅竹(さんちく)というツボがあり、
パソコンや仕事などで疲れた目の回復に有効です。
大包
その他には大包(だいほう)といって、脇から5センチほど下にあるツボで、
顔や脇の汗を即効で抑制する効果があります。
屋翳
また、屋翳(おくえい)とは、胸の乳首から3~5センチほど上にあるツボで、
大包と同じような効果が得られます。
ツボの押し方のポイントは、親指で左右両方のツボを同時に、
適度な強さで押しては緩めを繰り返し約2分間続けます。
天容
天容(てんよう)とは、顔のエラの角ばった裏にあるツボで、
顔のむくみをとったり自律神経の乱れを整えたりします。
天窓
また、天窓(てんそう)とは、耳の下から垂直にのばし、
のど仏の水平ラインと交わる首のツボで、頭部の血行を良くしむくみをとります。
ツボの押し方のポイントは、人差し指で3~5回適度な強さで押します。
だん中
だん中(だんちゅう)とは、胸の谷間にあるツボで、
首筋から胸元のむくみに効き人差し指で3~5回押します。
中かん
中かん(ちゅうかん)とは、へその部分から指4本分上にあるツボで、
自律神経を整えて胃腸の働きを正常にします。
ツボの押し方のポイントは、仰向けに寝て中指で軽く3~5回押すようにします。
地倉
また、地倉(ちそう)といって口の口角の横にあるツボは、
食欲を正常に戻す効果があります。
ツボの押し方は、両手の人差し指で左右同時に軽く押します。