目次
はじめに
糖尿病の患者数は年々増加しており、今や世界規模で深刻な病となってきています。
日本でも例外ではなく境界型とされる予備軍まで含めますと、
数千万の患者がいるという状況です。
糖尿病には体質的に発症する1型と生活習慣病から発症する2型とに分類され、
ほとんどの患者は後者に分類されます。
2型糖尿病の治療方法は様々ありますが、
一般的に多くの人が利用しているものとして食事療法と運動療法が挙げられます。
糖尿病に効く気功薬膳
食事療法の中でも近年、注目されているのが気功薬膳です。
2型糖尿病では体内において水分が少なくなって、身体のバランスが崩れるため、
余分な熱を抑えきれず、体内が砂漠のように乾燥して、
熱を持ちやすい状態になるのが特徴です。
このため一般的な食事療法では、
徹底したカロリーコントロールと糖分摂取量の制限が基本となります。
しかし、これらはせっかくの楽しい食事を奪うもので、
こうした制約によりかえって苦痛を味わうこととなってしまいます。
そこで気功薬膳ではこうした制約を踏まえつつも、
楽しい食事を過ごすために工夫がなされています。
具体的には炭水化物を抑えるために白米よりも玄米、
白い食パンよりもライ麦パン、
うどんよりそばなど白いものではなく茶色いものを摂ること、
しっかりと良く噛んで食べること、
高たんぱくで低カロリーな大豆製品を多く摂取することなどが挙げられます。
糖尿病に効く気功按摩
一方、運動療法の中で注目されているのが気功按摩です。
運動療法というと一般的には有酸素運動や筋力トレーニングが採られますが、
こうした手法は高齢者にとってはかなりの負担となります。
そこで気功按摩では高齢者にも比較的容易に取り組めるマッサージを基本としているところです。
最近では整体の専門医がこうした気功按摩を展開するところが多くなっており、
そこでは専用の機械を使用して適切かつ効果的にマッサージをしています。
気功按摩は日本ではあまりなじみがありませんが、
中国では一般的に普及されており、定評があります。
