目次
はじめに
中華思想には医食同源という考え方があり、
食べ物も薬もその根源は同じと見なします。
これは予防医学の分野でも認められている思想で、
食事療法によって様々な生活習慣病が改善されています。
基本的に玄米菜食を中心とした粗食を推奨し、
白砂糖や精製塩などの摂取を控えます。
その人の体質にもよりますが、良質のタンパク源として適量の卵を勧める場合もあります。
また現代社会のストレスには回避できないものもあり、うまく対処していく必要があります。
しかしホルモンバランスが乱れたり、長時間神経が興奮したりする人の場合は、気功薬膳が役立ちます。
ストレスに効く気功薬膳
イライラを和らげるにはビタミンCがおすすめです。
副腎皮質ホルモンの合成をサポートする働きがあり、穏やかな気持ちを作ります。
レモンやグレープフルーツ、いちごなどの果物に多く含まれるため、食事に摂り入れると良いです。
さらに納豆には、ビタミンB群やビタミンE、さらにカルシウムのようなミネラルが豊富に含まれます。
そのため、ストレスを緩和する効果の高い食材と言われています。
ごまにはビタミンEやカルシウム、マグネシウムなどが入っている他、
セロトニンを生み出すトリプトファンもあり、ストレスの緩和に効果的です。
アーモンドにもビタミンEやマグネシウムが含まれており、
1日に5粒程度食べると良い効果が得られます。
ストレスに効く気功按摩
その他、気功按摩は体内の経絡の流れを考えたマッサージです。
発祥は中国ですが、日本で独自に進化して広まりました。
プロの整体師が行うマッサージであれば、
身心がリラックスして自律神経が整います。
交感神経と副交感神経のバランスが取れるため、心の健康にも良いです。
現代医学では改善しにくいストレス症候群や心身症などにも、効果が見られます。
人によっては1回の施術で実感できますが、
重度のストレスによる不調の場合は1か月に2、3回程度は繰り返し施術を受けることが望まれます。
気功薬膳と按摩を併用すれば、スピーディにストレス症状が軽減します。