目次
はじめに
風邪によって咳やたんが出るようになり熱は下がったものの咳などは治まらない場合、
気管支炎に罹っている心配があります。
風邪をひくと必ず気管支炎になってしまうという人は、
それを招きやすい体質になっていることも考えられ、
対症療法のみでなく、漢方による体質改善を試みるほうが、
長い目で見た場合良い結果をもたらします。
気管支炎のタイプ
気管支炎には風邪などが原因で起こる急性タイプと、
長年の喫煙や大気汚染の影響などで発症する慢性タイプがありますが、
しばらくすれば治りやすい急性気管支炎も、
免疫力が低下するなどして治りが遅い場合ぜんそくや肺炎のリスクを高める恐れもあり、
風邪の延長程度と甘く見ないほうが良い病気です。
市販の咳止め薬ではたんが排出されにくくなり、
かえって回復を遅らせてしまうという厄介な面もあるだけに、
風邪から気管支炎に症状が進みやすい体質は早めに改善を図っておくほうが安心です。
湿熱、陰虚、気滞
漢方の考え方では、気管支炎は湿熱と陰虚、気滞と呼ばれる3つの状態がかかわっていると考えられており、
湿熱は余分な熱が身体に溜まっている状態で、
陰虚は水分不足によって起こる乾燥した状態、
気滞は文字通り気が滞ってイライラなども起こりやすい状態とされます。
いずれも漢方で身体にとって大事な要素と言われる、
「気・血・水」という3つがバランスを崩すことから起こる不調で、
気管支炎の場合もそれらを整えることで、
症状を緩和させて再発しにくい身体づくりを目指すことが可能となります。
気管支炎の治療法
いち早く症状を抑えるには、免疫力をアップさせるために必要な質の良い栄養補給になりますが、
それに役立つのが気功薬膳です。
免疫細胞の多くは腸でつくられており、
腸内環境を整えて質の良い栄養を補給するために、
役立つ食事が病気の快癒を早めて行きます。
気滞の影響が症状に大きく関わっている気管支炎は、
気功按摩によって気の流れを整えて行くことで改善を早めることが期待でき、
気功薬膳にる免疫力アップと共に日ごろの呼吸器のスムーズな働きを促す助けにもなることから、
体質改善にも非常に有効と考えられています。
