目次
はじめに
東洋医学においては体中を気という無形のエネルギーが流れていると考えられています。
この気が流れる道を経路と言いますが、経路の主要な場所、
駅で言うと特急が止まるような大きな駅をツボ、専門用語では経穴と呼ぶのです。
ここには気が集まりやすく、悪い気・邪気も同時に集まりやすい性質があるため、
東洋医学での治療において重要なポイントともなるのです。
新穴・奇穴の治療法
ツボを押す・漢方薬を服用するなどの治療法で身体は少しずつ回復に向かっていきます。
ただ、痛みや苦痛に悩んでいる場合にはできれば即効性も欲しいもの。
そんなときにおすすめなのが新穴・奇穴の治療法です。
本場中国で次々と発見されている新しいツボですが、即効性があるのが特徴です。
大脳生理学や解剖学など現代の西洋医学の理論も元にこれらの研究は続けられています。
新穴・奇穴の特徴
従来のツボ治療の場合は、高血圧を指圧治療するだけでも、
頭や背中・お腹や手足など何箇所ものツボを何度も押すことで、
効き目がゆっくりと現れてくるため、何回も通院をしなければなりませんでした。
時間も経済的負担も大きかったのです。
しかしながら、新穴・奇穴なら2箇所の指圧のみで血圧がぴたりと下がるのです。
少ない数のツボ押しで大きな成果が上げられるのです。
あらゆる病気に対しての治癒力が高くて即効性があります。
慢性的な病気や難病といわれたものの治療にも適しています。
身体の中からいくつものツボの場所を探し出して押すのは大変でしたが、
新穴・奇穴は比較的見つけやすく、家庭で自分でも簡単に指圧ができるのです。
おわりに
ツボ押し治療というのは何千年も昔から、中国から伝わる昔ながらの療法ですが、
これらの穴の発見は東洋医学に革命を起こしました。
幹部に直接強いかかわりを持って、
病巣を断ち切るこの方法は西洋医学の理論を取り入れるようになったからこそです。
ツボ治療は今も進化を続けており、
今までに新穴は100以上、奇穴は170以上もの数が発見されています。