夏に補いたい五臓、五気、五味
夏はとかく暑さで食欲が低下してしまって体調が崩れやすくなる時期でもあります。
そんな夏に積極的に補いたいのが五臓と五気、五味なのです。
五臓と五気、五味と言ってもこれらは何を意味するのでしょうか?
この点については、五臓は伝統中国医学で人間の内臓全体を言い表すときに用いられたことばと言われており、人の体の五つの内臓のことを言います。
具体的には心臓・肝臓・肺臓・脾)臓・腎臓の事なのです。
夏になると暑さで食べ物が取りにくくなることでこれらの臓器も弱くなってしまうといえます。
そのため、しっかりと栄養を摂って暑い夏を乗り切りましょう。
また、五気は五臓から出る5種の気で、心気・肝気・脾気・肺気・腎気と言われています。
元気な五臓なら元気な五気が見られるといえます。
さらに、五味とは 仏教で、酸味・苦味・甘味・ 辛味・鹹味 (塩味) の5つの味のことを言います。
夏場はどうしても元気がなくなりやすい時期といえます。
こうした時期にこうした五臓、五気や五味を補うことで元気に過ごすことができると言われ、
五味を工夫することで口から入る食物を通して気を養っていくことが可能なのです。
身体の元気がなくなれが気持ちも元気になれません。
心を大切にするということはこうした点を大切にしているということでもありますので、
夏は積極的にこうした五臓や五気、五味を補っていくようにしましょう。
五気は心気・肝気・脾気・肺気・腎気と言われていますが、喜・怒・欲・懼・憂をも表しています。
これらの感情は身体の元気にも関わってくると考えられていて、心の元気は体の元気にもつながっているのです。
そのため、暑い夏はなかなか元気が出ないという人も多いといえます。
心を大切にすることによってこうした暑い時期を心も体も元気な状態で過ごせるようにしましょう。
そして、しっかりと栄養を摂って、調子を崩さないで過ごしたいといえます。
夏にしっかりと五臓や五気、五味を補って元気に過ごしましょう。