目次
はじめに
肩こりには多くの人が悩まされていますが、
日常的な不調の一つとして軽く考えてしまいがちです。
肩こり程度と放置し続けて慢性化させてしまうと頭痛も起こりやすくなり、
めまいや耳鳴りといった不調まで起こすリスクを高めます。
長時間のパソコン作業や首を下げたままの姿勢が長くなるスマホ操作の影響で、
現代人は一昔前よりさらに肩がこりやすい状況におかれています。
重い荷物を運ぶなどの一時的な労働で生じた肩こりは市販の鎮痛消炎剤などで緩和させることも可能ですが、
毎日の動作が肩に負担をかけ続けている状態では慢性化は避けられません。
肩こりは肩だけに起こる症状といった捉え方をしてしまいますが、
首から肩にかけては脳に血液を運ぶための重要な血管が通っているため、
肩こりで血管が過度の圧迫を受け続けて血流が滞るようになり、
さらに肩こりが悪化する状態を招いてしまいます。
肩こりの原因
肩こりは肩だけに起こる独立した症状ではなく自律神経失調症の症状の一つとも考えられています。
肩がこりやすく鎮痛消炎剤などを使用しても一時的な緩和にしかならない人は冷え性の人が多く、
手足の先など末端の冷えから全身の血流が悪くなっています。
漢方で「お血」と呼ばれるめぐりの悪い状態で、
肩の筋肉に十分な栄養や酸素が送られなくなって代謝機能も低下、
筋肉に疲労物質が溜まったままとなり、その影響がこりとなってあらわれます。
こりの不快な痛みは筋肉に緊張を招くことから血流がさらに低下して、
疲労物質が溜まる一方となり慢性化を招きます。
肩こりの解消法
解消するには筋肉の緊張を和らげて血行改善を図ることが重視されていることから、
ストレッチなどが良いとされていますが、
自律神経失調症が根本的な原因という場合、
いったん改善した血流がすぐにまた滞りがちになります。
日常の動作で誘発しやすい不調には、毎日無理なく役立てられる、
気功薬膳と気功按摩を生かすことが有効と考えられます。
めぐりの悪さを招く冷え性改善には身体を温める食材の知識を役立てられる気功薬膳が最適で、
気の流れを整える気功按摩のツボ刺激によって良いめぐりを促します。