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生理不順の原因
生理不順は女性にとって深刻な悩みです。
月経周期の乱れが続いたり生理痛が重いというだけで、
そういった悩みのない女性よりも強いストレスにさらされることになります。
生理不順の原因はホルモンバランスの乱れにありますが、
乱している元凶の一つにストレスがあるだけに、
生理不順や生理痛による精神的なストレスがさらに症状を悪化させるという悪循環に陥ります。
生理不順に限らず女性が抱える多くの不調の根幹には冷え性があり、
その冷え性が引き起こす悪循環も症状を悪化させ、
多少の対策ではなかなか改善できない要因にもなっています。
冷え性になりやすい体質の人は全身の血流などのめぐりが悪いことから、
寒い季節は特に手足の先がいったん冷えてしまうとめぐりがさらに悪くなって暖を取ってもなかなか温まらなくなってしまいます。
生理不順と「お血」
冷えたことで血液やリンパ液の流れはますます滞り、
そのめぐりの悪さがホルモンバランスだけでなく自律神経のバランスをも狂わせて行きます。
漢方では「お血」と呼ばれる状態で、
心身にあらわれる多くの不調を引き起こす原因とされています。
生理不順だからと病院でホルモンバランスを整える投薬治療を受けても、
お血の体質が変わらない限りその場しのぎの対症療法になってしまいます。
西洋医学では病気を起こす原因がはっきり突き止められない症状に対して根治治療を行うことが出来ないため、
治療を止めると症状がぶり返してしまうことにもなりかねません。
「お血」の治療法
漢方ではお血の症状を改善に導くための薬が数種類あり、
体質に合った薬を服用し続けることで効能が得て行くことができますが、
気功薬膳と気功按摩を生かすことで漢方薬の効き目をさらに高めることが期待できるようになります。
冷え性は日々の食事で摂る食材から身体を冷やす作用のあるものを可能な限り除外して行くことも大切です。
そのうえで温め作用の強い食材を積極的に取り入れ、
気功按摩による冷えに対して有効なツボを刺激するなどして体質を改善して行きます。
日常生活の中に無理なく導入できる方法だけに、生かさないともったいないと言えます。
