目次
セイシュとは
気功法の中でセイシュは気功の最も基本になる功法で、
セイシュをしてから動功、タントウ法、収功を行うことになります。
セイシュは体内の悪い気を追い出して良い気を全身に巡らせることを目的とします。
体内に蓄積している悪い気を外に出し、
良い気を取り入れることで心身の健康の促進に良い影響を与えます。
セイシュを行う際には呼吸を意識することが大事になり、
ゆっくりと長い呼吸をすることがポイントになります。
呼吸が大事
セイシュに限らずあらゆる気功法は呼吸が大事になってきますので、
意識してゆったりとした呼吸をすることを心掛けます。
セイシュは悪い気を追い払うことを目的とするため、
ゆっくりと息を吐くことが重要なポイントです。
慣れないうちは息を吐く時だけゆっくりと行い、
息を吸う時はいつもと同じで構いません。
気功法はイメージを抱くことが大事ですので、
息を吐く時には息と一緒に悪い気も出ているとイメージするようにします。
セイシュの動作
セイシュの動作は、肩幅に両足を広げて爪先は正面を向くようにして直立することから始めます。
息が整ったら勢いをつけて両腕を前に降り、自然に腕を下ろします。
この動作を1分間に50回から60回行うと終了です。
これは簡単なようで意外と難しく、
初心者の方は腕の動作に合わせて呼吸が乱れてしまうことが多いです。
身体がいかなる動きをしていてもゆったりとした呼吸をすることがポイントですので、
呼吸が乱れないように注意をすることが必要です。
きちんとした呼吸法を体得することが気功では最も大事になってきます。
おわりに
気功法はセイシュを含めて1日30分から60分程度行うことが理想です。
慣れないうちは大変ですが、
慣れてくると30分や1時間でも短く感じられるようになってきます。
気功法の修練を続けると精神状態が安定してきて、
物事に動じない不動心を養えます。
健康の促進や能力開発にもつながりますので、
自分自身を変えたい願っている人にとって気功法の実践は最適です。