目次
はじめに
中国では中医学の経絡理論とともに健康法として、
様々な流派の気功法が林立しています。
気功には身体を動かして身体の気の巡りを整える動功がありますが、
中国で実践されている気功のほとんどはこの動功が取り入れられており、
中国の公園など広い場所では集団で気功を鍛錬しているのを目にすることでしょう。
動功とは
動功は身体を動かして気を整えていきます。
中でも背骨は体幹を成している場所であり、
いくつも連結している骨を揺らすことで気を練っていき、
これを繰り返すことで心身ともにリラックスし気を得ることができるようになっています。
気功は身体を動かしつつ、意識も用いて気の流れを感じたり回したりもする動功もあり、
この場合は身体の各部を意識で追っていきながら気を回す、ということをしていきます。
動功のやり方
まずは何から始めたらいいか分からないという人は、
立った姿勢で、腕をでんでん太鼓のように左右に回す運動、
また腕を前後ろに振り子のように揺らす運動をするとよいでしょう。
気功には偏差といって、気を練りすぎたりすると頭痛などといった副作用が現れることがありl
気功ではこれを戒めていますが、
先に挙げた運動は気を練る運動と、全身に気を散らす運動となっているので、
バランスよく動功をして終えることができるようになっています。
なお、気は頭に上ったままにしてしまわないように、気を納める収功という動作もあります。
これも様々な流派ごとに違う動作や意識を使いますが、
基本的に昇った気を降ろしていくものだ、と覚えておきましょう。
気功は正しく毎日続けていくと、心身ともに安定し集中力が付き、精神的な安定をもたらしてくれます。
ですが良いからといってやりすぎは禁物ですので、
始めは15分などと時間をある程度短く決めた上で、一日二回に分けて行うといった工夫をするとよいです。
動きが分からないという場合は、動画サイトなどで確認できるように動画をアップしている方もいますので、
参考にして動功に役立てましょう。