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心臓神経症
心臓にまつわる病気というと、
心筋梗塞や心不全といった命にかかわる症状を連想しがちで、
実際そういった場合は緊急の対応が必要ですが、
多くの人が悩んでいるのは心臓神経症というタイプの不調と考えられます。
心臓神経症は胸部に強い痛みを感じたり、
動悸息切れや呼吸困難などの症状に見舞われているにもかかわらず、
病院で精密検査を受けても、心臓そのものには特に異常が見つからない状態を指します。
心臓神経症原因
病気のはっきりとした原因が見つからない場合、
一般的には対症療法になることから、
病院で治療を受けるとなると心療内科などメンタル系となり抗不安薬や抗うつ薬などを服用するケースもあります。
そういった薬に抵抗がある人の場合、漢方治療を受けるほうが安心できる面があります。
心臓神経症の原因として挙げられているのが過度のストレスや不安などですが、
それらの影響を受けてバランスを崩しやすいのが自律神経です。
自律神経は心臓をはじめ血液循環や消化吸収の仕組みなど内臓すべての動きを、
人が意識しなくても常に動かしてくれる大事な機能を司っています。
強いストレスや不安感は、心臓の働きを活発にする交感神経を過度に刺激することから、
心拍数が増えて動悸や息切れが起こります。
胸の痛みから深刻な病気かもしれないという不安が高まり、
さらに自律神経が乱れて症状が進み、呼吸困難やめまいまで引き起こされます。
心臓神経症の治療法
不安を解消することも大切ですが、
何よりも自律神経を整えることが回復へのカギと考えられることから、
そのための有効な方法が多くある漢方治療が向いている面があります。
特に気功薬膳と気功按摩は全身の血流や気の流れをスムーズにすることに有効とされており、
副作用などの無い方法で自律神経のバランスを整えることが期待できます。
自律神経の乱れを解消するためには全身のめぐりを良くして、
栄養補給や質の良い睡眠をきちんと得られる身体づくりが必要です。
気功薬膳の知識によってめぐり改善のために良い食事を摂り、
気功按摩による良い気の流れを身体にもたらすことで自律神経の調和も整えられやすくなり、
心臓神経症を起こしにくい状態に導いて行くことができます。